事例

2020/10/30

HENNGE株式会社『管理会計で大事なことは事業部とのコミュニケーションと見込み管理』

「予実管理ができるのは当たり前。予測管理で予算達成を支援する。」

HENNGEは「テクノロジーの解放で世の中を変えていく。」をVisionに掲げ、提供するSaaS認証基盤「HENNGE One」は、 クラウド・セキュリティ分野で7年連続市場シェアNo.1*を達成し、 つねに高い評価を受けているIDaaSだ。

今回は、DIGGLEのメインユーザーである松田さん、桑田さんに話を聞いた。ふたりが所属するアカウンティングチームはHENNGEの会計部門。お金に関わるさまざまな業務を行っている。

財務会計と管理会計は同じチームで担当

− 本日はよろしくお願いします。まずはおふたりが所属するアカウンティングチームの業務内容についてお聞かせください。

桑田: 財務会計と管理会計がメインの業務です。弊社では財務会計をfreee。管理会計をDIGGLEで運用しています。管理会計は予算管理や原価管理、業績や経営戦略を立てる際の指針となる分析などが業務スコープです。HENNGEの場合、会社のお金をどれくらい使えるのか、予算に対する今期の費用投下予測などが管理会計業務に含まれています。

Business Administration Division Accounting Section
桑田 明子 氏

− 財務会計と管理会計を同じ部署を同じメンバーで行うメリットはなんでしょうか。

桑田: 実績を担当する財務会計担当者が予算や見込みを把握する方が見込みの精度が上がると考えています。理由は2つあって、1つは、実績を把握している人が見込みを作成し、事業部の予算管理者にヒアリングすることで、会計上実際に発生する期間、勘定科目を判断した上で見込みに反映することができるようになること。2つめは、予算や見込みにおける情報を踏まえて実績を入力することで、予算と見込みと実績データがよりリンクすることです。

最新の情報を誰でもわかるように。予算のコミュニケーションを取りやすく。

− DIGGLE導入前の予実管理業務の業務フローを教えて下さい。

松田: まずは私と桑田で予実レポートを作成していました。その後、数値の変化の理由がわからないときに(予算を持っている)各部署のマネージャーにヒアリングします。集計したデータとヒアリングした情報を分析レポートに落とし込み、必要な会議体で報告をしています。

Business Administration Division Finance Section Accounting Section Section Manager
松田 景太郎 氏

桑田: 収益はSaaSとSaaS以外の2種類。SaaS以外の売上にはオンプレ、SI、保守サポートがあります。費用は30部署弱。人件費と人員数はHRが算出し、その他の費用は各部署から提出してもらっています。

− DIGGLEの導入後はどのように変わりますか?**

松田: まず、購買稟議から将来発生する費用情報を把握し、DIGGLEの見込みに反映します。月次決算が終わったらfreeeから実績をDIGGLEに入力する。この業務はDIGGLEのCSV変換機能を使ってかなり簡単に実績入力ができるようになりました。

実績入力後に差異分析機能を使って予算と実績を比較し、大きな乖離が発生している勘定科目についてその背景を確認します。続いて、将来の見込みについて各部署にヒアリングし、ヒアリング結果をDIGGLEに反映します。

最後に採用計画の見込みに基づいた人件費の見込みをDIGGLEに反映します。これに子会社の情報を加えたレポートを作成して取締役会にて報告します。

(導入前後で)業務の流れが大きく変わるわけではないですが、複数の人員が関わるので最新の情報が誰でもわかる状態を作っておくとか、予算に関するコミュニケーションを取りやすくなっているとか、見込みの情報をつねにアップデートできるようになっている事が重要で、Spreadsheetでは不足していたその役割をDIGGLEに期待しています。

経営上の意思決定をタイムリーに行うために必要な情報を提供する

− 予実管理業務を行う上で気をつけていることはありますか。

桑田: 誰が見てもわかりやすいこと。できるだけ財務会計の都合を排除して行うことに気をつけています。私達の役割は、経営上の意思決定をタイムリーに行うために必要な情報を提供することです。事業の予算達成の助けとなるために事業部の予算管理者が予算・実績・見込みデータに簡単にアクセスできるようにしてあります。

経営が議論をしやすい粒度で管理会計用の科目を設定

− 予実管理システムの設計はどのように進めたのでしょうか。

松田: 最初に予算、実績、見込みを報告するレポートフォーマットを決めました。具体的には経営が議論をしやすい粒度の勘定科目の大項目を決めました。次に大項目にぶら下がる勘定科目を決めました。財務会計で使用している細かい勘定科目の集合体が、管理会計の大項目となるように設計しました。

桑田: 財務会計で行っている費用の配賦は管理会計では反映しないようにしています。これ(配賦をしないこと)をすることで、費用の発生だけを管理すれば良くなります。配賦しちゃうと費用ごとの予実管理が分かりにくくなりますから。

管理会計で大事なことは事業部とのコミュニケーションと見込み管理

− DIGGLEの導入を決めた理由はなんですか。

松田: 今までSpreadsheetで管理運用していたことをDIGGLEにのせかえただけです。Spreadsheetからの移行は予想以上にスムーズでした。予実管理ができるのは当たり前。DIGGLEはForecast管理をしやすそうなところが気に入りました。何度も言っている通り、管理会計は事業部とのコミュニケーションと予測(見込み管理)が大事ですから。

− DIGGLEを導入して解決したいことはなんですか。

松田: 各部署の予算管理者が更新した見込み数値の収集・加工・分析や、期初予算と着地見込みおよび実績値を最低限の工数かつリアルタイムに対比できる状態をつくることです。

理想としては、いつでも、誰にでも最新の着地見込みを提供できる状況にしたいです。それと、取りまとめ担当者および予算管理者の予実管理業務の省力化を両立したいです。

DIGGLE導入の目的のひとつは予算管理者に対してリアルタイムで実績データを共有することです。現在は実績データを共有するのが月次決算締め後となっており、月中に確認することができていません。

− 最後にDIGGLEへの要望をお聞かせください。

松田: 台湾子会社を含めた予実管理。事業部の予実管理担当者の見込み管理運用の浸透です。後者はすぐにできそうですね。

そして、非財務情報の管理。特に工数と人員数の管理に期待しています。最後は英語インターフェース。HENNGEは会社の公用語が英語なので、会計システムのマスタ/データもすべて英語で入力しているからです。

− ありがとうございます。人員管理については2021年1-3月期にリリースを予定しています。その後に英語インタフェースにも着手する予定です。どうぞ、ご期待ください。本日はありがとうございました。

*2018年 株式会社富士キメラ総研「クラウド型グループウェア/セキュリティサービス市場動向」より
**HENNGEは現在DIGGLEを導入中。


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